第2342回例会/平成19年11月16日(金)
例会場:宮崎観光ホテル

出席状況(報告:山口 平二 委員)
 会 員 数:70名
 当日出席数:40名
 欠   席:30名
 出 席 率:58.46%
 前々回修正出席率
 11月02日 96.92%


□ゲ ス ト:宮崎県警察本部交通課交通指導課長
       警視 金丸 幹男 氏
□ビ ジ タ ー:なし
□ロータリーソング:それでこそロータリー
□例会プログラム:ゲスト卓話


幹事報告(前畑 智之 幹事)
  幹事報告を申し上げます。
 *ロータリー財団募金、ありがとうございました。
 *先週例会後会長と塩月会員のお見舞いに行ってまいりました。
  ご本人とはお会いできませんでしたが奥様にお会いしお見舞い申し上げまし
  た。
 *先日お亡くなりになられた横綱琴桜の義弟に当たられる前園会員より多額の
  篤志を頂きました。大切に使わせていただきます。
 *本日入会の寺崎会員は社会奉仕委員会に配属させていただきます。
 *来週11/23は勤労感謝の日ですので例会は休会となります。
 *本日例会終了後理事会を開催します。


出席委員会(山口 平二 委員)
 本日の出席状況、上記の通り。


親睦委員会(藤本 廣年 委員長)
 ■ハッピーBOXの紹介
  ★吉田信一郎会員 初孫、11月13日に男の子誕生 お祝いを申し上げます。
  ★田端利春会員 お母様が11月17日満百歳 総理大臣表彰を受けられます。
  ★森重勝雄会員 小田原義征会員 アメリカに自費で研修旅行 
 ■12月7日の家族懇親会出席よろしくお願いします。


会長 挨拶(山口 賢一郎 会長)
  はじめにゲストをご紹介申し上げます。
 宮崎県警察本部交通課交通指導課長 警視 金丸幹男様でございます。
 後ほどお話を承りたいと存じます。よろしくお願いします。
 それから本日入会の福岡銀行宮崎支店長の寺崎禎一様でございます。
 ようこそいらっしゃいました。後ほど入会式をとりおこないます。
 ニューフレンドをご紹介申し上げます。中野晶生会員です。会報委員会に所属していた
 だいております。
  さて昨日11月15日は「かまぼこの日」でした。
 文献では1115年の宮中に出されたものが最古とされており、業界が語呂合わせで1
 1月15日を蒲鉾の日としています。
 俗にいう「かまとと」(かまとと振り)とは「とと(魚)もかまもご存じない」の縮ま
 ったもので、世間知らずのこと。江戸時代に遊女が世間知らずを装うため、蒲鉾を指し
 てこれが魚なのかと問うたことに由来するといわれております。
  日曜日の午後、天気もいいので、大淀川の堤防に散歩に行きました。天満橋の真ん中
 あたりから川を見下ろしたら、鴨の群れが水際にいました。30羽くらいでしょうか。
 4〜5羽ずつ一緒に泳いでいました。家族なのでしょう。
 ゆっくり移動したり、静かに漂っていたりしていました。
 見ていて不思議と飽きないんですね。
 幸せそうな様子を柄にもなくしばらく見とれていました。 
 当分好物の「鴨南そば」はお預けになりそうです!?。
 その上には秋空が広がって、気持ちのいい風が吹いていました。
 川の両脇に大きな鉄塔が立っていて、鉄塔と鉄塔の間には高圧線が大きなゆるいカーブ
 を描いていました。
 ピンとは張ってないのですね。私はついこの間まで、あれは本当はピンと張りたいんだ
 けど、あんなに長いと重くてそうできないのだろうと思っていました。
 ところがあれはちゃんと理由があって、たるませてあると知りました。
 ピンと張ると強い風が吹いたり、重い雪が降ったりしたら切れてしまう。
 それで鉄塔と鉄塔の間の高圧線は決してピンと張っていない。適切に緩ませている。
 これを「しど(弛度)」というのだそうです。・・・「しかん(弛緩)」
 これが人間にも大切なんですね。
 ピーンと張り詰めていると何か重圧がかかったときに切れてしまう。
 私たちも適当な「弛度」を持たないといけません。
 こうして週に一度、昼食を取りながら語り合うことが、私たち会員にとって「弛度」の
 役割を果たしていれば幸いだなと思っています。どうもありがとうございました。


新入会員入会式
 推薦者(植松 孝一 副会長)
  寺崎禎一さん
  昭和37年2月17日生
  出身は福岡市
  慶應義塾大学商学部卒
  昨年4月より
  福岡銀行宮崎支店長
  ご家族は奥様と
  来月一歳になる双子の男の子
  趣味はゴルフでかなりの腕前。

新入会員ご挨拶(寺崎 禎一 氏)
 植松社長のご推薦でこのような素晴らしい西ロータリークラブに入会できたこと
 感謝しております。
 福岡銀行もかつてはロータリーに入会しておりましたが不良債権の問題等々で一
 旦退会をした経緯があります。何か地域の皆様とコンタクトを取れる場が欲しい
 と思っていたところ植松社長から声をかけて頂きました。
 今後ともよろしくお願いいたします。


プログラム委員会(山本 勝美 委員)
 本日はゲスト卓話。
 宮崎県警察本部交通課 交通指導課長 警視 金丸幹男様を講師にお迎えして
 「交通ルールの遵守を含めた社会における規範を守る」ということについ
 てご講演いただきます。

ゲスト卓話「交通ルールの遵守を含めた社会における規範を守る」
 宮崎県警察本部 交通課交通指導課長 警視 金丸 幹男 様

  ただ今、ご紹介いただきました警察本部交通指導課長の金丸でございます。
 皆様には、日頃から交通警察はもちろん警察行政の全般にわたり、深いご理解と
 ご協力を賜っており、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
 ロータリークラブは、人道的な奉仕と、そこから広がる社会奉仕という崇高なも
 のと伺っております。
 全体の奉仕者である我々公務員と似たものがあるのではないかと思います。
 本日は、交通ルールの遵守をはじめとして、社会における「規範を守る」という
 ことについて、今一度、根本や原点を見つめ直すということで、お話します。
  今の日本は、「豊かで便利な時代」と言われる一方で、「経済万能主義」がは
 びこり、「お金」という単一の物差しで物事の評価を判断する傾向があります。
 そして、自己の物欲を満足させるためには、犯罪や違反もするという我慢出来な
 いところの「耐性のない人間・環境条件等に対して抵抗することの出来ない人間」
 を生み出しているのではないでしょうか。
 本来、権利や自由と表裏一体にあるべき義務や規範・責任に対するものが、必ず
 しも伴わない風潮が見られます。全国的にも職業人としてのあり方が問われてい
 ます。例をあげれば、食品業界では、「お菓子の不二家」「食肉のミートホープ」
 「北海道の白い恋人」「伊勢の赤福」「比内鶏」などの偽装改ざん問題、建築業
 界では「耐震偽装」とか「耐火壁偽装」問題など、政界や警察官などを含めて、
 例をあげればきりがありません。これらについては、職業倫理とか職務倫理の欠
 如という、いずれも社会的な倫理観が大きく問われております。この好ましくな
 い影響に対し、今日の社会の変化を踏まえて、私たちに求められる職業倫理とは
 何かを見つめ直し、この倫理に関する認識を再確認することが大切ではないでし
 ょうか。
  警察官は、ご存知のとおり、法の執行者であり、社会人としての規範を示すこ
 とから、一般人より高い倫理観が要求され、ちょっとした不祥事でも大きく報道
 され、結果的に家族を路頭に迷わすことになるのです。警察官の職務倫理につい
 ては、「規則」によって詳しく定められており、これを愚直なまでに守っていか
 なければならないのです。例えば、同僚同士や知人で私的な飲み方をするにして
 も、上司に報告して許可を受けて飲み方をしなければなりません。県庁では、昨
 年、暮れの忘年会については、例の知事事件の関係で忘年会禁止令が出て、「に
 したち」が閑散としていた、とか聞いております。一般に言われる職業倫理とは、
 一般社会には、社会生活を維持していく上で、個人の行動を規制するものとして、
 道徳が存在しているように、官公庁や一般企業においても、それぞれ組織の維持
 とその目的に合致した活動を確保するための、職業に関連した道義上の規範が存
 在し、それが職業倫理であります。原点には、一人の人間として、どう行動する
 べきかという規範・道徳があり、その上で、その特定の職業に就く者に対して求
 められる行動規範が、「職業倫理」と言われるものです。 昔、日本に士農工商
 という身分制度があった時代にも、道徳として倫理は花開いておりました。
 佐賀の葉隠れでは、武士道と言うは死ぬことと見つけたり、というように武士道
 や商人道というものがあり、また、農民や漁民に至るまで「道」という倫理をし
 っかりもっていたもので、しかも、それは、職業倫理であるとともに一般倫理で
 もあったと思います。
  皆様の中で、「割れ窓理論」とか「破れ窓理論」とか言われる理論を聞いたこ
 とのある方がいらっしゃいますか。聞いたことのある方は、手を挙げてください。
 (誰も聞いたことがないですね、はい、ありがとうございました。)
  これは、アメリカで考案され、この理論を実践したことにより、犯罪抑止に非
 常に効果があったというものです。この理論をビジネス界に取り入れて応用し、
 成功を収めている企業が増加しているとも聞いております。
  この理論は、アメリカの犯罪学者が考案したもので、「建物の窓」が1ヵ所割
 れているのをそのまま放置すると、誰もが注意を払ってないという象徴になり、
 やがて他の窓も全部割られる。というもので、この風潮が拡大していき、最終的
 には、治安が悪化する。これを許さないために、どんな小さいことや軽微な犯罪
 でも徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるという理論
 です。これは、建物の窓が割れているのを放置すると、それが「誰もその地域に
 対して関心を払っていない」というサインになり、犯罪を起こしやすい環境を作
 り出して、ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪が起こりやすくなる。そして、住民のモ
 ラルが低下して、地域の振興、安全確保に協力しなくなり、それが、更に環境を
 悪化させる。しまいには、凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。という
 経過をたどるものでこれを抑止するために、一見無害であったり軽微な秩序違反
 行為に対しても取締りをするもので、例えばゴミはきちんと分類して捨てるとか、
 未成年者の喫煙、騒音等です。そのため、街頭パトロールを強化して警察官の姿
 を見せ、小さな違反や交通違反なども徹底的に取り締まる。そして、地域社会が
 お互いに協力して秩序の維持に努力する。というものです。人は匿名性が保証さ
 れ、責任が分散されるという状態に置かれると、自己抑制の意識が低下しその結
 果、衝動的・非合理的な行動が現れ、またそれが周囲の人の行動に感染しやすく
 なる。という行動特性があります。よく群集心理とか言われ、また交通では、
 「赤信号みんなで渡れば怖くない」と言われるものです。
  実際の事例として、よく知られるのはアメリカのニューヨーク市の例が代表さ
 れます。 ニューヨーク市は1980年代からアメリカ有数の犯罪多発都市とな
 っており、映画やテレビなどで見たことがあると思いますが、地下鉄の駅の壁や
 車両には、ありとあらゆる落書きがされ、また殺人、強盗、レイプ等は日常茶飯
 事に発生し、夜間1人歩きも出来ないような治安が乱れた都市でした。1994
 年に検事上がりのジュリアーニ氏が治安回復を公約に市長に当選し、この理論を
 応用して警察官5,000人を増員し街頭パトロールを強化した。そして落書き、
 未成年者の喫煙、無賃乗車、万引き、花火、騒音、違法駐車など小さな犯罪や違
 反を徹底して取り締まり、また、路上屋台、ポルノショップの締め出し、ホーム
 レスを路上から排除し保護施設に収容して労働を強制させる等、あらゆる取締り
 とあらゆる施策を実施した。その結果就任から5年間で、犯罪発生は殺人が
 67.5%、強盗が54.2%、レイプが27.4%など、と大幅に犯罪が減少
 し治安が回復した。それによって、中心街も活気を取り戻し住民や観光客が戻っ
 てきた。需要の増加を反映して、中心街では家賃が45%も上昇したと言われて
 おります。日本のディズニーランドでは、これを応用して、些細な傷もおろかに
 せずペンキの塗り直しなどの修繕を惜しみなく頻繁に行うことで、従業員や来客
 のマナーが向上し営業実績に結びついた、という例もあります。
 このように、どんな小さなことでも、直していくことが、社会における「規範を
 守る」第一歩ではないでしょうか。
  中略
  一流の会社のトップが、それぞれ語った、体験的人材育成という本の中に「人
 間としての原点」ということで話された内容があり、その一部を紹介します。
 経営者の究極の願いは、社員一人ひとりが仕事を通じて人間的に味のある、また
 社会人として優れた人格者になってもらいたい。そして、健康で幸せな家庭を築
 き良き人生をエンジョイして欲しい。もちろん業績を伸ばし利潤を獲得すること
 も重要ですが業績というのは社員各人の人格形成、人間としての成長に伴って伸
 びていくものだと確信しています。そのため職場において職場の時計が正確でな
 かったり、床にゴミが落ちている、机の上が整理整頓されていない、朝の挨拶の
 仕方が悪い、服装やヘアーの乱れ、身だしなみ、立ち振る舞いなどについて、う
 るさく繰り返し注意する。そんな些細なことまでと思う人がいるかもしれない。
 しかし、人間として社会人としての成長の原点はこのような日常の些細なところ
 から始まっている。
 些細なこと、基本的なことについて繰り返し叱るのは、人間関係や社会生活にお
 ける大切な基盤を築く、人づくりの基本である。人づくりは、こうした基本の積
 み重ねであり職場は、人をつくる学校である。それによって各人のレベルアップ
 につながる。ということが、書かれておりました。
 このような些細なことや基本的なことを繰り返し注意することの積み重ねによっ
 て習慣付けを行い各人のレベルアップをしていく。
 交通ルールの遵守をはじめとして、社会における「規範を守る」ということにつ
 ながるのではないでしょうか。
  終わりに、当会のますますのご発展と皆様方のご健勝を祈念いたしまして、私
 の話を終わらせていただきます。
 貴重な時間を頂き、ご静聴ありがとうございました。

 ※講演の内容を「中略」の部分で割愛させていただきました。


会報委員会:諏訪 博也
編集・構成:上園 哲朗


第18回 I Love Nishi RC(我がクラブの履歴書)

 喜島 健一郎 氏
 生年月日 昭和22年04月18日
 職業 薬剤師
 入会 昭和57年03月05日
 第44代 会長(2003〜2004)

 「岩井隆一さんとの思い出」
  私は昭和五十七年三月五日に西クラブに入会致しました。三十五歳を目前にし
 た頃でスポンサー会員は岩井隆一さん(第二十五代会長)で公私に亘りご厚誼を
 賜った方であります。
 当時2730地区はまだ273地区と称し宮崎、鹿児島の他、熊本、大分を含む
 四県で構成されており、この年の七月から大分県中津RIの向笠広次さんが日本
 人として二人目の国際ロータリー会長に就任された年でもありました。
 入会に当たり「ロータリークラブとは何ですか」とお尋ねしたところ、岩井さん
 は「お互いこれ以上悪いことはしないでおこうという会だよ」と飄々として答え
 られ驚きながらお聞きしたものです。
 意味を理解できずにいる私に「ロータリークラブは奉仕の心を持った人々によっ
 て成り立っている。
 奉仕とは人の為に尽くすことであり、奉仕の心とは思いやりの心、つまり善の心
 である。
 しかし喜島君、人間はそんなに器用には出来ていない、善に強いということは悪
 にも強いということだ、どの様な目的であれ君が採ろうとしている手段が是か非
 か、その見極めを教えてくれるのがロータリークラブであり、見極めを意識する
 ことがロータリアンの務めだよ」と静かに語っておられたものです。
  現在、雪印乳業から白い恋人、ミートホープ、赤福、船場吉兆に至るまで偽装
 表示等の問題が報道されています。岩井隆一さんなら何と言われるだろうか、あ
 の日あの時の言葉と共に懐かしく思い出しています。