第2267回例会/平成18年04月21日(金)
会長挨拶(林 務会長)
本日は職業奉仕賞の贈呈式を行いますが、後程大江委員長から詳しい説明があろうかと存じますので、ここでは差し控えさせていただきまして、今日はビジターがお見えでございます。ご紹介申し上げます。都城ロータリークラブ島津久厚パストガバナーでございます。(拍手)島津パストガバナーは、私が10年前に竹内会員がガバナー時代に、地区幹事を務めました折りからのお付き合いでございます。本当にいつまでもお元気で、私の記憶違いでなければ、80代後半かなと思うのですが、今も米山記念奨学会の理事長をお務めでございます。もう一度拍手をお願いしたいと思います。(拍手)
さて、先週の土日の二日間にわたって開催されました中部分区のライラについてご報告申し上げます。本年度の中部分区のライラは我が西クラブがホストということでございましたので、新世代委員会の黒木 寛委員長を中心に準備を進めていただきましたが、わずか4名しかいない委員会でございますので、市来会員を実行委員長に、外山会員、神崎会員に加え、多くの会員が実行委員会に加わっていただきました。また会場となりました水光苑の舟倉会員には予算以上の設営と接遇をしていただいた結果、参加いただいた総勢28名の研修生、誰一人落ちこぼれることなく大成功で終わる事が出来ました。実行委員会の皆様に厚く御礼申し上げます。私もお世話するつもりで泊まり込みましたが、美味しい料理についつい焼酎がすすみ、早々と眠りについてしまい誠に申し訳ございませんでした。
また、このライラがありました為に、私の代わりに高鍋RCの創立30周年パーティーにご出席いただきました小田原直前会長には改めて感謝申し上げます。
さて、今週の火曜日に次年度初のクラブ協議会が開催されました。いよいよ井手脇年度がスタートラインについた訳でありますが、私はまだ本年度の仕事が残っておりまして、明日、明後日と韓国3720地区の地区大会に出席してまいります。菊地ガバナーご夫妻はご招待を受けて、やはりご出席されますが、私は9名もご参加いただきました地区大会の返礼の意味で参加をしてまいります。竹島の問題もさることながら博多港からビートルでまいりますので天候とクジラを心配しております。なお地区大会副幹事の西田、金丸両会員も「どうしても御礼に出向きたい」という申し出がございましたので、そろって出掛けてまいりますが、来週、再来週と例会がお休みでございます。土産話は5月12日の例会になろうかと思います。
幹事報告(日高 久夫幹事)
3点ほどあります。
・まずはこのロータリー財団の年次寄付、一人100ドル達成のために募金箱をまわしますので、宜しくお願いいたします。
・先ほど会長も言われましたけれども、4月5月の例会日の案内4月28日、これは特別休会になります。5月5日子供の日と言うことで休日になります。ですから、古紙回収並びに5月の第一例会が5月12日になりますので宜しくお願いいたします。
また今日、後ほどダリア賞の表彰がありますけれども、案内のA4の用紙の中で受賞者のお名前で7行目の所のお名前を一字、「萩本勤郎氏」→「萩本謹郎氏」と、訂正をお願いいたします。
出席委員会(田畑 利春委員)
本日の出席状況(前記の通り)
親睦委員会(上園 哲朗委員)
・ハッピーボックスの紹介
ライラの成功を祝ってライラ実行委員長の市来会員と委員の黒木会員より、多額のハッピーを頂いておりますので、ご紹介致します。
・市来 斉会員、黒木 寛会員 第28回宮崎県中部分区青少年指導養成研修会(ライラ)は4月15,16日に開催され無事に終了いたしました。舟倉会員におかれましては、会場の提供を頂きありがとうございました。また、スタッフとしてお手伝いいただきました会員の方々には心から感謝申し上げます。
ダリア賞贈呈式 ダリア賞表彰事由(大江 幸政職業奉仕委員長)
職業奉仕委員会の大江です。2005年、2006年度のダリア賞受賞者のご紹介をさせていただきます。
更正保護法人みやざき青雲 施設長 萩本謹郎様です。今日はありがとうございます。(拍手)非行や犯罪をした人の中には頼るべき親族、縁故者がおらず、あるいは、いても引き受けを拒まれて、行き場を失って路頭に迷い、当座の衣食住がままならない人たちが少なくありません。
更生保護施設は、このような人たちを保護して社会復帰を援助する施設です。このことはその再犯、再非行を防ぎ、ひいては社会の安全と秩序を守ることにもなります。
萩本謹郎様は、昭和26年から福岡、大分などの保護観察所の保護観察官として永年に至り更正保護に従事され、特に、公務員定年退職後の昭和62年4月より、ボランティア精神を発揮され、更生保護施設「みやざき青雲」の補導主任・施設長・理事として、また、宮崎家庭裁判所家事調停委員、宮崎県暴力追放県民会議相談員といたしましても、広く地域社会の更正保護に尽力されていらっしゃいます。
その功績は、まさにロータリーの提唱する職業奉仕そのものであります。本クラブは萩本謹郎氏に職業奉仕賞であるダリア賞を贈ります。
ダリア賞表彰状授与式(林 務会長)
表彰状:ダリア賞 萩本謹郎殿
貴方は長年にわたり保護観察官として従事され、退職後も19年にわたりボランティア精神を発揮され、更生保護施設「みやざき青雲」の補導主任、施設長として広く地域社会の更生保護に尽力されてこられました。その功績は本クラブが提唱する、職業を通して社会に奉仕するという理念の実践であります。よって、ここにダリア賞を贈呈して、その功績を讃えます。
平成18年4月21日
国際ロータリー第2730地区 宮崎西ロータリークラブ 会長 林 務
ゲスト卓話(萩本 謹郎氏)
皆様、こんにちわ。私がご案内のありました萩本謹郎でございます。更生保護のお仕事をしまして、いつも思うことは犯罪者、あるいは非行に走った人が将来どういう人に育っていくのか、そういうことを考えると、気持ちが暗くなります。更生保護施設と申しますのは色々な対象者が入ってきます。入ってくる多くの人は複雑な家庭事情や度重なる非行、犯罪、それから暴力団関係者等でありまして、家族や親族から見離され、引き受けを拒否された人たちが多いわけで、一般の保護観察対象者達とひと味違って、非常に処遇困難なケースが多いということでございます。特に飲酒癖の悪い人や覚醒剤等の使用で問題を起こす人達に、一番更生保護施設に勤務する職員は苦労するわけでございます。これらの人々を独り立ちさせることはなかなか難しいわけでございます。本日は成功した2例の具体的ケースをご紹介いたしました。(1例目はアルコール中毒の引ったくり犯です。入園後に職員の協力の下、他県の叔父の元に行き、再犯せず更正した例、2例目は覚醒剤取り締まり法違反、傷害、公務執行妨害で服役した人です。以前の不良交友をしないと決断して入園、職員の協力の下で実行し、最後には理解ある女性を得た事で更正した例です。この項は個人情報保護の関係より概略のみとしました。)
人間というのは家族や家庭に恵まれて温かい人間関係の中で生育して自分の力で自らの将来を決定できるように条件つけられた人というのは、恐らく犯罪や非行などとは無縁の人でしょう。それから温もりのある親族、良き先生、力強い先輩、苦楽を共にする仲間、それら全部あるいは一部の人と巡り会えた人も、やはり犯罪非行とは関係がないだろうと言っても過言ではないと思います。子供は親を選択できない、このことは事実ですね。どのような親によって育てられたかで、それぞれその人の人生の大半が決まってしまうと言っても過言ではないと思います。どういう人でも本人の立ち直りにとって、一番大事なことは良い人と巡り会うということだと思います。悪人と呼ばれる人も、自ら進んでなったわけではなく、仲間とか自分を取り巻く人間関係、あるいは親から受け継いだ素質の絡み合いの中で犯罪を犯すものだと言えると思います。以上、更生保護施設というのは人にはあまり知られてはいませんが、そこで仕事をしている人達の苦労をご理解願えれば有り難いと思います。有り難うございました。
「更正保護法人みやざき青雲のしおり」より、その概要を記載します。
保護の内容:
・受け入れ準備 刑務所や少年院に収容されている人たちとの面接、通信により出所後の生活設計について指導、助言を行うとともに、就職先の確保など、受け入れの準備を行います。
・宿泊・食事の供与 更生保護施設で受け入れた後、一定期間、宿泊や食事を供与し、当座の生活に必要な条件を整えます。年齢,性格などを考慮して居室が指定され、また調理員が工夫をこらした献立の食事が供与されるので、在所中に働いて得た賃金の多くを自立資金に充てることができます。
・生活指導 寮生に健全で計画的な生活を営ませるため、入所時自ら作成した更正計画をもとに、早期就労と継続、金銭管理、貯蓄の励行、断酒、交友環境の改善、家族関係との信頼回復等について保護観察所や協力雇用主と連携し、適切な指導を行います。
・就職指導 就労意欲を喚起し、必要に応じて公共職業安定所や協力雇用主の協力を得るなどして就職を援助します。協力雇用主のもとでは、土木作業等の屋外作業に従事しています。
・福祉・医療のあっせん 保健所や福祉事務所など公共の衛生福祉機関等から必要な保護が受けられるよう援助するととに、必要に応じ、応急の医療措置等を行います。
特別処遇プログラム
・カウンセリングの実施 性格的偏りや心のケアを必要とする者に対して、専門のカウンセラーによるカウンセリングを実施しています。
・ボランティア活動 寮生の「奉仕の精神」の醸成と「地域との共生」を認識させるため、毎月第2日曜日午前7時から1時間程度、全寮生と職員による当施設近隣の道路や公園の清掃を実施しています。この他、SSTや断酒ミーティングを随時実施しています。
更正保護施設と地域社会
更正保護施設に保護される人たちの更正を図るにはその生活の場である地域社会の人々の温かい理解と援助が必要です。そのため、みやざき青雲は、地域社会との融和を大切にし、また地域の人々からの様々な形での協力を得ています。
会長挨拶(林 務会長)
大変良い話を聞かせていただきました。苦楽を共にする仲間がいるじゃないか、温みのある親族がいるじゃないか。まさに、ロータリーはその通りだと思います。どうか会員の皆様、温みのある親族に見捨てられないように頑張っていただければと思います。今日は少し早いようですが、この後理事会を開催させていただきますので、以上で終わりたいと思います。
(担当:金丸禮三)(写真撮影:阿部倫也)