第2250回例会/平成17年12月9日(金)
会長挨拶(林  務会長)
 一昨日、宮崎県中央分区9クラブの会長幹事会が開催されました。この会長幹事会というのは分区内9クラブの情報交換と親睦を兼ねた会でありまして年に6回開催されます。10月に開催されました前回は、私から地区大会への参加要請をお願いしましたが、今回は、地区大会に関する御礼を申し上げました。その際、各クラブからお褒めの言葉を戴きましたのでご報告申し上げます。また2005−2006年度のI.Mが2月19日、シーガイアサミットホールで開催が決定致しました。今回のI.Mには我がクラブの田崎会員が意見発表者として登壇致します事も併せてご報告申し上げます。
 さて本日は、宮崎西RC定款第5条第2節「役員を選挙するための年次総会は細則の定めるところに従い、12月31日までに開催されなければならない」に基づき、年次総会を開催致します。最後までお残りいただきますようお願い申し上げます。


幹事報告(日高 久夫幹事)
 18年2月19日、ワールドコンベンションセンターサミットでインターシティミーティングを行いますので、1月に入ったら詳しいご案内をさし上げたいと思います。


出席委員会(小川 雅也副委員長)
 本日の出席状況(前記の通り)


親睦委員会(金丸 宣裕委員)
・ハッピーのご紹介
・岡 美智子会員:宮崎空港1階にてクリスマス展示会を開催していますので、ぜひ立ち寄ってください。12月24日まで(11、12日は休み)です。
・前園 善彦会員:元横綱琴桜(佐渡ヶ嶽親方)が無事定年退職し、琴ノ若が佐渡ヶ嶽部屋を継ぎました。同時に琴欧州関が大関になりました。
 年末家族会、100名まであと2名となっております。ぜひあと2名のご参加をお願いします。


―クラブ総会―@LF会長挨拶(林  務会長)
 ただ今より年次総会を開催致します。尚、宮崎西RC細則第3条第1節に基づき、議長は、私、クラブ会長が務めさせて戴きます。開会に先立ち、宮崎西RC細則第4条第3節「会員総数の3分の1をもって本クラブの年次総会の定足数とする」に基づき、本年次総会が成立する事を報告致します。
 さて、宮崎西RC細則第1条「理事及び役員の選挙」でありますが、先に決定致しました指名委員会をただ今より別室にて開催致します。指名委員の方は会場の外にお集まりください。その間、暫時休会とさせていただきます。
指名委員長発表(前園 善彦指名委員長)
次年度の役員・理事を発表
2006〜2007 宮崎西ロータリークラブ役員・理事(候補)
(役 員)井手脇 万       衛 藤 清 隆       西 岡 昌 志      石 井 浩 二      山 口 賢一郎
(理 事)親   睦  前 畑 智 之 グラム  岩 切 承 二       大 薗 英 治       岩 切 宏 海       マイケル・インディゴ
 拍手で了 以上をもちまして年次総会を終了させていただきます。
次期会長挨拶(井手脇 万詔会員)
 ただいま、ご承認いただきました理事・役員で2006年から2007年の宮崎西RCの運営にあたらせていただきたいと存じます。何卒よろしくお願い致します。 副会長にお願いしました衛藤会員、幹事にお願いしました西岡会員共に、クラブ活動に対しましてはバイタリティーあふれる考え方の持ち主で、気くばりの大変すばらしい方ですので、活気あるクラブ運営ができるものと確信致しておりま
す。
 他の理事・役員の方々も、西クラブの中ですばらしい経験をお持ちの方ばかりです。大いに期待してほしいと思います。
 本年度は、林会長・菊地ガバナーの下、地区大会を運営し会員の皆さん方には大変お忙しい年度であったと思います。
 菊地ガバナーは地区活動方針の中で「ロータリーがあるからロータリアンがいるのではありません。ロータリアンがいるからロータリーが存在するのです。」と言っておられます。
 我が西クラブは「親睦の西」と言われております。(伝統あるクラブでございます。)1人1人の会員のロータリーに対する熱い思いを尊重し、大事にしながら運営に取り組んで参ります。
 すばらしい伝統を守りながら、特に強調されていますクラブ活動・委員会活動の充実に心掛けていきたいと思います。
 皆様の絶大なるご支援・ご指導がなければ何もできませんし、うまくいかない事は言うまでもございません。
 何卒よろしくご協力の程お願い申し上げまして挨拶とさせていただきます。


卓  話(阿部 倫也会員)
 いかにして資産をつくるか?リスクをとらないとつくれません!会社経営と同じではないかと思います。今日は資料を2つ用意し、そこから抜粋して説明させていただきます。異常なほどの株式相場はいつまで続くのか、来年日銀が量的緩和政策の解除を実施し、公定歩合の引き上げに繋がっていくのかどうか、この2点をお話しできればと思います。
 皆さん関心のあるところで、今日の新聞各社1面で出ていた昨日上場した「ジェイコム株」のことですが、今回の公募株は3000株しかありませんので、マーケットに出回った株は本来3000株です。発行済み株数は1万4500株しかありません。そこにみずほ証券のたった一人のトレーダーが注文を出し間違えました。おそらく公募株を1株渡したのだと思います。それを売りたいということで、1株61万円での売り指値という注文をもらったのを、システム入力時に1円まで61万株の売りという注文を出してしまったようです。ただ、一般的には皆様の注文はこのままでは流れません。株券を預かってないと売却できないシステムになっているからです。みずほ証券の場合、法人専門の証券会社のため、このような発行済株式数を上回る約4000億円分の注文が流れてしまったようです。みずほ証券も9時27分に気が付いて取り消しにいったところ、東証にうまく繋がらないため、あわてて買い戻しに切り替えました。メディアの報道によれば、寄り付き値の67万2000円から、その日のストップ安値の57万2000円までで約50万株が売れてしまい、その後ストップ高値の77万2000円までで約40万株買い戻すことができたようです。この取引で、みずほ銀行では約270億円の損失が出たようですが、まだ買い戻しが出来ていない株数についての損失は分かりません。過去に例がない『発行されていない株数の売買』ですので、どうするか東証と当局も交えて協議中と思います。
 可能性としては「解け合い」という手法があって、買い方に強制的にいくらで売ってくれということを東証がやって、値段を決めてしまうやり方もあります。おそらく、みずほ証券の最終損失は500〜600億円まで膨れ上がるのかなと推測されます。巨額の損失で普通なら倒産ですが、みずほ証券は経常利益6000億円のみずほグループの一員です。きのうもみずほホールディングスの株は一時93万円から86万円まで売られましたが、きょうは90万6000円まで戻っており、一時的なショックなのかなという方向です。
 どうも誤解があるようですが、ジェイコム株が1円で買えたわけではありません。57万2000円辺りで皆買ったはずです。それをネット上で9時半ごろには注文がわーっときて「ごちそうさま」というような書き込みが沢山あったそうです。先ほど某会員から「何で教えないんだ」と怒られましたが、私も知りませんでした。後で知りました。当初、やったのは主幹事である日興だとの話が出て、当社株が百円安ほどまで売られました。昼ごろに、みずほだとの噂が出て、90万円ぐらいからわーっと売られたという状態でした。
 もうひとつ大きなことなのですが、昨日ハプニングのお蔭で300円安した日経平均は、きょう現在130円高しています。実は11月1日、東証のシステムがシステムダウンしました。約半日以上ダウンしたのですが、過去の例ではシステムダウンの後は必ず売られます。特に外人というのはシステムダウンを嫌います。ところが、その日もプラスで終わりまして、10月31日終値が1万3600円だったのに、現在、1万5000円台に上がってきているわけです。本来、こういう不祥事があると売られます。ところが、昨日だけは売られはしましたが、きょうまた買われています。次は、この相場というのは一体何だろうというところにいきたいと思います。
 資料をご覧いただきます。
・ 金融不安の台頭と後退:2003年6月、りそな銀行に公的資金を注入し、それを最後に公的資金の注入はほぼ終わり、金融不安がここで解消されたと思います。
・ ペイオフ全面解禁:今年の4月1日に解禁されました。普通預金に預けてある1千万円以上の預金は、銀行が破綻した場合、銀行を整理した後で残余財産を分ける形でしか返しませんというのがペイオフです。以前は預金保険機構等を使ってすべて全額保護していました。最近破綻した足利銀行の場合は全額保護されましたが、この4月以降は保護されないのです。
・ 財政収支の改善へ対策始まる:小泉首相の構造改革が進んでいます。
・ 雇用環境の改善(リストラから大幅な雇用増加へ):企業の体質改善策として人件費の見直し・リストラは終了しつつあります。これまで日本経済を支えてきた団塊の世代が定年を迎えるため、2004年から徐々に雇用を増やし始めています。それが表にある給与の問題です。さらに11月29日に発表された有効求人倍率(全国)がほぼ1倍の0.98倍まで回復し、失業率も4.5%と低下しています。
・ 物価の下落(デフレ)からの上昇の気配(インフレ):日銀の福井総裁が昨日、名古屋でも講演しています。11月に日銀が量的緩和策の解除に向かう話をし、それを小泉首相がすぐ否定したことで振り出しに戻っていますが、福井総裁の発言は来年、量的緩和策解除の方向を考えているような表現が続いています。実際それをどうしたら解除できるか。基本的に一番の指標となるのがCPI=消費者物価指数がプラスに転じるかどうかです。結論的には物価は徐々に上がり始めています。ただ、原因は原油高=輸入インフレ・コストプッシュインフレということですが、少しずつインフレ化しつつあると思われます。現在、東京都の地価が上がり初めている現状と株価が先行していることから、デフレはほぼ脱却してきた部分があると思われます。因ってインフレ化の方向にいくのではと推測されます。現在1.5%前後で推移している十年物国債が、来年は2%台に乗せてくる場面もあるのではないでしょうか。ただ、片方で小泉首相は来年の9月まで時間がある中で、景気をより拡大させたいとの考えを持っており、日銀との綱引きになってくるものと思われます。
 現在、日本の個人金融資産は1467兆円です。米国は為替120円換算で4257兆円ほどです。その中で日本の場合は54.5%が現金と預金で、債権と投資信託が2.9%ずつ、株式8.5%となっています。国民性が違うので米国(株式34%)が正しいとは言いませんが、もし日本で現金・預金のうち10%、72兆円ぐらいが投資信託や実際の株式マーケットに流れ込んだ時にどうなるか。外国人が今年日本株を買っていますが、実は買い越し額は9兆円程度です。もし個人が本格的に株式投資をスタートしていったとすれば、株はまだ上がらざるを得ないという状態となります。
バブル当時の東証の時価総額は約600兆円です。現在、銘柄数も増えましたが500兆円まで戻っています。ところで、皆さんは日経225指数の真実をご存知ですか?日経225銘柄は、日経新聞社がその時代背景や組み入れ株式の流動性を加味して時々入れ替えています。それでハイテク比率が上がりました。89年12月30日、3万8915円を付けた時の日経225銘柄と現在の銘柄はかなり替わっています。当社で、昔の銘柄で225指数を試算したところ、12月2日時点で2万3899円となりました。つまり、2003年4月28日に付けた日経平均安値7608円も、昔の225種であれば1万1191円ぐらいが最安値ということになります。
 企業業績の話に戻る中で、次は株式市場の見通しについて触れます。資料では、短期的には需給相場の色彩が強まり、長期的には日本株の上昇トレンドが続く見通し―と書いてありますが、来年は1万6000円台を目指す動きであるとみており、個人的には1万7000円までいってもおかしくないと考えます。そうすると、おそらくこれからバブル当時の株価、修正株価で言う3万8915円を取りにいく場面が来るのではないかという気がしています。
 株価が上昇したのは、銀行の不良債権処理が進んだこと、景気が回復基調であること、歴史的な低金利であること、これといった悪材料がないこと―などが背景です。将来、少子化など様々な問題がありますが、全体的には景気は回復していくだろうと考えます。根拠は、資料にある9月中間決算とその後の通期業績見通しを見ていただければ分かると思います。今後、調整局面はあると思いますが、調整後にゆっくりとした上昇トレンドを描いていく可能性がかなり高いのではないでしょうか。@LF 銘柄に関しては、個別推奨は禁止されているので提示いたしません!が、もし株式投資されるのであれば、皆さんの周りにある素朴な情報を基に買っていただくのがよろしいかと思います。
 折角機会を頂いたので、皆さんに一つだけ申し上げます。今後やるべきことは何か。企業経営で今お金を借りる時に、固定を借りるか変動を借りるかと考えた場合、誰もが20年か30年の固定を借りたいと思うのではないでしょうか。1.5%の固定で貸してくれると言われたらとびつきますよネ。国も同じで、固定で国民に貸したいんです。だからそれの逆です。変動金利=インフレ債を買うべきです。これは個人も企業も同じです。固定はおそらく将来、低下して途中換金がし難くなると思います。
 もう一つ、株が上がっていると喜んでいますが、余計なお世話を一言だけ言います。未上場会社の株価を判断するときに、国税当局は上場企業の類似業種批准方式で見ます。あとは純資産方式で見ます。純資産方式で見られている会社は、会社の資産に応じて増減するわけです。ただ、類似業種批准方式を採用する未上場企業の場合は、公開企業の株価が上昇したら、ご自身の会社の株価も上がっていると思ってください。つまり普通の増資とかにはあまり影響ありませんが、万が一の相続などが発生した時には、類似業種批准方式で判断される場合がありますので、年に一回は税理士に株価を見てもらうことが必要ではないでしょうか。
 当社は自社株診断を無料で行います。心配な方は折角の機会ですので、決算資料を3期分いただければ診断させていただきます。皆さんの会社が有価証券での運用をされていなくても、経営上は平均株価上昇の影響とかは出てまいりますので、機会がございましたらご相談させていただければと思っております。時間になりましたので終わります。どうもありがとうございました。(了)
(担当:渡辺久之)(写真撮影:澤野淳次)