第2198回例会/平成16年10月22日
会長挨拶(小田原 義征会長)
 みなさん、台風23号の被害はいかがでしたか。私は、東京帰りの飛行機の中に3時間閉じ込められました。
9月22日、丁度一ヶ月前ニューヨークで開催された国連総会で小泉純一郎首相が常任理事国入りを目指すと演説しました。国連について少し話しをしたいと思います。戦勝国がその国々から一流の全知全能の人を集め国際連合という組織を作ったが、この組織はその日、その日を糊塗(こと)するにすぎず根本の平和福祉の確保どころか、人類を絶滅の恐怖にさらしているのが現状ではないかと思います。
分担金についても安全保障理事会の分担金は、アメリカ 22.0% ロシア 1.2% 中国1.5% イギリス 5.5% フランス 6.5%であり、アメリカ以外の4カ国を足しても日本の19.5%には及ばないのであります。分担金は、三年毎に改正交渉が行われ、日本は23年振りに20.5%→19.5%に引き下げられたのです。ロシアは、旧ソ連時代は11.6%であったが、今は、1.2%又中国は急成長を続けているのに1.5%なのは不思議です。つまり、常任理事国は何%以上負担すべきと基準を決めるべきだと思います。2005年は国連60周年、日本が加盟して50年です。日本国民の常任理事国入りを支持するのは、60.8% 支持しないのは25.2%だそうです。いまだに、国連の構造は、第二次大戦の戦勝国と敗戦国の区分があり、これで本当の国際貢献が出来るでしょうか?
今日は、FM宮崎 甲斐 裕三郎氏の音楽の世界について卓話を頂くのですが、私は、「タイム・アフター4」のファンの一人です。
先日、市民ホールにてカウント・ベイシーの生誕100年記念公演がありスイング・ジャズの醍醐味を味わいました。音楽は人生を楽しませ癒してくれます。今日は楽しみです。


幹事報告(森重 勝雄幹事)
例会変更(裏表紙に記載の通り)
地区大会の件(地区大会のお知らせを参照してください)分からない点は事務局か私にお問い合わせください。


出席委員会(岡崎 優委員長)
@LF@SH@01 本日の出席状況(前記の通り)


国際奉仕委員会(阿南 育男委員長)
サミット賞候補者推薦のお願いです。過去の受賞者と受賞理由は以下の通りです。
2005年シカゴ国際大会(2006年6月18日〜23日)の募集をしておりますが、現在は、11名の申し込みしかありませんので、是非皆様ご出席ください。
受付にある世界の寺子屋運動の箱に是非、書き損じ葉書を入れてください。
宮崎西RC.国際奉仕賞(サミット賞)受賞者
2000〜2001年度 原田一道氏 眼科医.県眼科医会理事.市郡眼科医会々長.中国との交流
2001〜2002年度 NPOアジア砒素ネットワーク.東南アジア地区,砒素汚染井戸水対策
2002〜2003年度 MBF宮崎友情の架け橋.各国際会議.スポーツその他の会合等で通訳及観光案内等
2003〜2004年度 菊地義男氏.県日中友好協会事務局長.NPO宮崎副理事長.日中国際交流支援.帰国者 中国留学生支援
2004〜2005年度 2005年2月に表彰及記念品贈呈


(新世代委員会 児玉 寛太郎委員長)
第27回 宮崎県中部分区青少年指導者育成研修会(ライラ)が11月13日(土)〜14日(日)に開催されますが、当クラブからも20歳〜30歳の出席申し込みをお願いいたします。29日まで申し込みを延長いたしますのでよろしくお願いします。


プラグラム委員会(岩切 承自委員)
本日の卓話者である甲斐 裕三郎氏をご紹介いたします。
1952年木城町石河内生まれ。 14才から独学にてドラムを始め19才でプロ・ミュージシャンに。帰郷後ライト・ミュージック(ドラム ギター ベース パーカッション ヴォーカル バンド・アンサンブル等)の指導講師を務める。その間 異業種文化交流勉強会「ケペルの会」に参加、1986年4月よりFM宮崎音楽教養番組「サウンド・オリジネーター」1000回のパーソナリティーを担当し19年目を迎える、又 月曜日から金曜日午後4時からの生放送番組「タイム・アフター・4」(スポンサーお菓子の日高さん)4300回も担当、週6本のレギュラー番組を持たれています。いろんな音楽についての活動をされており、昔からの知り合いの私も驚いております。よろしくご静聴ください。
現在* 宮崎市文化振興計画策定委員* 宮崎市民文化ホール・ステージ文化事業企画推進委員* 宮崎・音のスケッチプックヒーリングコンサート実行委員長(市民に「心と心の融和材」となる鮮度の高い芸術音楽を提供する)* サウンドラッシュ宮崎運営委員兼審査委員 (芸術 音楽文化をリードする指導者の育成を支援するイベント)* 宮崎県ボランティア芸能歌謡会会員* 芸音・みやざき主催「音楽・芸術文化支援組織」



ゲスト卓話 甲斐 裕三郎氏
「時刻は四時を廻りました。こんにちは。甲斐裕三郎です。」本日はお招き頂きましてありがとうございます。ご期待にそうお話ができるかどうかわかりませんが、楽しんで貰えるよう色々紹介させて頂きます。まずは私が参画している組織並びに会の概要、趣旨の紹介、説明を簡単にさせて頂きます。宮崎県ボランティア芸能歌謡会では、特養ホーム、身体・精神、養老施設を月一回のペースで慰問してます。今、流行のマジックだとか、施設に入られている方に生バンドで生オケなどをやらせて頂いております。
それと、宮崎県文化振興計画策定委員ですが、これは、宮崎市の文化振興計画の策定が求められ地域性豊かな市民文化の創造として、*優れた芸術、文化の鑑賞の充実、*文化施設の充実、*文化団体・人材の育成、*文化景観の創出、*伝統的文化の継承と活用。と言う5つの柱を持っております。文化振興事業ですが、すごく楽しい委員会です。これの基になっているのは、文化・芸術の各分野に於いてイニシアチブを取っている専門家で構成しております。(委員長・田中先生 写真家、歴史文化財、邦楽、文芸、演劇等)これは、平成13年度市制研究会「文化の薫る町づくり」で市長に提言できる委員会が主体となっています。
次に、サウンドトラッシュ宮崎運営委員兼審査委員というのがありまして、これは一昨年まではヤングフェステバルと称しまして、十数年続いてるイベントだったのですが、動員力がおちてきましたので何かをしないといけないと思いまして、今までは西村楽器店にお任せしていたのを、ライトミュージック系のスタジオオーナーに呼びかけまして、実行委員をつくりました。この委員では、次元の高い位置でのネットワーク形成、そこでの重要なコンセプトは現場を指導できる人材の育成、今必要で急務な施策は文化を支える裏方の仕事、現在、舞監がいない、ノウハウを修得すべくレクチャーをうけるべく2クールに1回程度専門家を招聘。余談ですがロックと言うジャンルの若者たちは礼節を重んじる素晴らしき少年、青年が多いです。 それから宮崎市民文化ホール・ステージ文化事業企画推進委員というのがあるのですが、これは財団法人宮崎文化振興協会が行う市民文化ホールでのステージ文化事業の企画等を行うものです。10月11日にカウントベイシーを開催し、世界の最高峰のビックバンドジャズをよびました。その実行委員長をつとめさせていただいてます。色々な形で行うなかにおいて、なにが一番重要かといいますと「聴く」「いい音を聴く」というのが財産で,私たちといたしましては小中高生に聴いて頂きたいたいということで、安価で提供いたしました。高校生にジャズを分かって欲しいというより、いい音を聴いてもらうことが重要なので、これは大成功に終わりました。
音楽の話ですが、私がプロになったのは19歳でした。宮崎から東京へプロを目指して行きましたが、簡単にいくものではありませんでした。ただ、当時はカラオケがありませんでしたのでバンドマンとしては優遇された時期にプロのミュージシャンとしてやらせていただきました。宮崎に帰ってからは、ライトミュージック系の指導をして参りました。中には確立は低いのですがプロとして活躍しているものもおります。プロになるのは難しいと思いますが、子供たちには夢を捨てずに追いかけて欲しいと言っています。ミュージシャンにはプレイヤー・ミュージシャン・アーティストと三段階ありまして、まずプレーヤーになる事を勧めています。三歳くらいからリズムの教育をするとすごくのびます。五歳までにクラシック音楽を聞かせると音の低さ高さを覚えます。クラシック音楽の中に一番低い音、高い音があるからです。縄跳びが出来ればリズム感はあります。音感やリズム感の教育は五歳までに必要だと思います。
音楽の三要素はリズム・メロディー・ハーモニーです。1オクターブは12音ですが、12音というのは誰が決めたかは分からないです。メトロノームの数字は、88から124というように仕切られいますが、人間の脈拍と関連性があると思います。ヒット曲に多いテンポは70・60・80です。体にリズムがあるからです。
では、番組の話をさせていただきます。19年目を迎える、サウンドオリジネーターという番組がありまして、これは音楽教養番組で専門的知識の提示紹介、優れたアーティストの分析と解説、地元アーティストの紹介、世界の音楽文化の変遷、ルーツの紹介などマニアックな番組です。ゲストに2006年10月に都城市民文化ホール館長に就任されます服部克久先生がゲストでいらしたときはかなり面白かったです。服部先生は年間に1000曲アレンジするそうです。一日3曲アレンジしているそうです。どうやってアレンジするのかお聞きしたところ、『自分は職人である、楽器は置かないで頭の中でアレンジするんだよ』との事で、さらに驚いたのは、プロ野球中継をみながらアレンジするそうで、職人とはすごいものだとさらに驚かされました。また、いろんな方が来られるのですが、中には、ディレクターが悪いんですが、プロモーションで女性のタレントさんをお迎えしてトーク番組をしたのですが音楽の話が出来なかったんです。話していてもまったくつじつまが合わないのです。この方は、タレントさんで楽譜がまったく読めずに言われたままに歌っているだけなんです。話が進まず困っていたら、このタレントさんのマネージャーが元バンドマンでその方と番組を進めた事があります。さすがにそのタレントさんは憤慨して帰りました・・でもしょうがないですね。あと、『世界に一つだけの花』の生みの親である、槇原敬之君は、一時期トラブルがありましたけれどもすごい才能がある人でした。きっとこの人は世に出る人だなと思っていました。当時は、まだ売れていなくてプロモートに宮崎来ていたんですが、びっくりしましたね、彼の歌の上手さと考え方とコンポーズ(作曲能力の高さ)はすごいと思いました。このようにいろんなタレントさんの意外な一面を見ることが出来ますし、才能に会うことが出来るのは楽しみなんです。紅白に出場した、「きんもくせい」だとか、11月に番組に出てもらうスターダストレビューの根本要さんは友人ですが、彼の使う音楽には、レスペクトという言葉が必ず出てきます。つまり、新しい曲を創造したり音楽を創造したりするのにやっぱり畏敬の念を持って過去の素晴らしい音楽やアーティストにレスペクトするんだと必ず言います。これは、彼の信条だと思いますが、僕の世界では1980年代で音楽は終わっているんですね、僕は一番いい時期に生まれたと思っています。60年代〜80年代は、素晴らしい音楽が創出した時期で、リアルタイムで経験したのは僕の財産だと思っています。ビートルズをみなさんは生で接して居られると思いますが、その当時、マッシュルームカットを僕は見たくて親と大喧嘩してやっと見せてもらったんですが、そんな経過を経て今の僕があるんですが、いろんな可能性を子供たちが秘めていると思います。昔はそう簡単にはプロにはなれないよと話をしていましたが、今は夢をもってチャンスはいくらでもあります、チャンスを生かすのは本人の努力だと言っています。私は東京に何人か紹介している人材も居ますし今からプロを目指している人もたくさんいますが、その夢が達成されないとしてもプロセスは大切にしたいと思っています。僕が生徒に良く言うのは、「好きな事だから続けられるだろう、音楽を選んだ段階で君には才能が有るはずだ、その才能を活かす為には努力をして欲しいけれども好きな事をする事はリスクが伴うものだよ」と話しています。いろんな音楽専門学校に行こうとする若者がたくさん居ますが、僕は推薦はしません。この音楽学校は、内定の段階で100万円要ります。そして、卒業するまでの2年間で300〜400万円掛かります。これで卒業してすばらしいプロのアーティストになった方を私は一人も知りません。やはりこの音楽教育という世界の中で間違った選択をされる方もいらっしゃいます。それが結果的に良い結果がでるのかもしれませんが、地元でもインターネット時代ですので色々な情報が入ります。逆に言えば情報を制限して一番自分に大切な情報を得るほうが難しいような気がします。
音楽の世界をたくさんお話させて頂きましたけど、あさって宮崎市民文化ホールの屋外ステージで宮崎・音のスケッチブックヒーリングコンサートを行います。これは、市民に「心と心の融合融和材」となる鮮度の高い芸術音楽を提供する、宮崎在住の優れたアーティストを認知し支援する、公共施設を有効に活用する、ハンディキャップのある方にやさしいフリー・ゾーンを提供する、芸術音楽文化をリードする指導者の育成を支援する、芸術音楽文化で街の活性化を図る、という柱を持っています。今回で6回目を迎えるのですが、本当は音楽が大好きなのに自閉症の方々とか、親が規制して来れないという事例があります。2回目の時に両親が17歳の自閉症の子供を連れてこられ、初めて音楽を聴かせたと、大変喜んでいらっしゃいました。このことは私にとって財産でした。このように心的な障害のある方々がこのような音楽を聴いて色々な感性を宿して欲しいと思います。世界にたくさんの音楽がありますが、地元にもすばらしいミュージシャンがたくさんいますので、その方たちの支援もお願いしたいと思いますし、これからの音楽教育は、心と心のうるおいをつくるのが音楽だと思います。皆様も音楽に携わる時間があると思いますので、宮崎在住または宮崎と関係するプロのミュージシャンの方を支援して頂いて、出来るだけ生のライブの音を聴いて頂いて、私も世界最高峰のバンドを聴いて感動しましたので、そのようなものを企画推進委員で出来るだけ取り入れて宮崎市民の方に提供していきたいと思います。ただ、宮崎市の文化事業の予算は清武町の半分ですので、委員会のなかで、もっと盛り上げて文化に対する支援をしていただきたいと思います。今日お集まりの皆様にも文化のことを心がけていただきたいと思います。つたない講演でしたが、ありがとうございました。
(担当:阿部倫也)