第2187回例会/平成16年7月30日
会長挨拶(小田原義征会長)
本日のゲスト濱田倫紀(みちのり)先生をご紹介します。
宮崎県御池少年自然の家所長を経て2000年4月より綾中学校校長。
そして現在は、宮崎・綾スローフード協会会長をされております。
綾という町は一言で申しますと郷田實前町長の町と言っても過言ではないと思います。
郷田前町長はつらい戦争体験の中から「人生とは何か」「故郷とは何か」を教えられましたと言っておられます。@LF 国の補助金に依存しすぎると自治の心を喪失する。つまり昔の農村風景みんなで加勢し合う「結いの心」が必要である。又、町政の基本は「照葉樹林都市」「手づくり工芸の町」「交流の町づくり」「一戸一品運動」「自治公民館の文化祭」等です。
郷田前町長が全国町村会の仲間とカナダのバンクーバーへ旅されたとき、渓谷に吊り橋がかかっていて「世界一の歩道吊り橋」と表示してありました。
これがヒントで、綾に吊り橋が出来るわけですが、比較しますとバンクーバーは長さ176m高さ96m、綾は長さ250m高さ142mで、名実ともに世界一です。
ちなみに工事費1億2千万円、献金してくれる人は無く、やむを得ず1人100円戴くことにしたところ、年間30万人の人が訪れ数年間で元がとれたそうです。
 私たちロータリーの4つの奉仕のなかに水管理があります。
世界で10億人以上の人々が清潔な水を得ることが難しい。
そして500万人以上の人々が、水が原因で亡くなっている現実。
この綾は日本名水百選にも選ばれています。そこに酒泉の杜が生まれたわけです。
郷田前町長の「結いの心」の続編が、本日の濱田先生の「綾の共育論」と理解しております。
共育論の中で私が気がついたことを3つ挙げますと、
^不況は共育再生の大チャンスだ。
_分け合うと余り、奪い合うと足りない。
`ワインの知識より毒キノコの見分け方。
@LF酒と自然をこよなく愛する濱田倫紀先生の卓話を楽しみにしております。


幹事報告(森重 勝雄幹事)
例会変更(裏表紙に記載の通り)
来週は公式訪問のため例会会場を東館2階ひむかの間に変更
ドルレートの変更 8月1日から1ドルが112円から108円に変更
「ロータリの友」英語版予約の方は、事務局までご連絡下さい。
新潟福井災害義援金のお願い 〆切は8月20日
故橋本善吉会員 奥様より香典返しが届いています。社会奉仕基金へ。
新入会員候補について 岡美智子さん(推薦者 小林貞雄会員)。
世界社会奉仕委員長を浜砂猛敏会員に変更
ローターアクト副委員長を金丸禮三会員に変更
8月の理事会 夕方5時半からフェニックスのゴルフガーデンで開催
事務局のお盆休み 8月12日(木)〜15日(日)
ガバナーエレクトの打ち合わせ会を例会後この場所で行ないます。


出席委員会(岡崎 優委員長)
本日の出席状況(前記の通り)


前年度出席委員会(マイケル インディゴ委員)
2003年度無欠席会員表彰を代表して、30年以上の方々が会長より直接記念品を受け取る。
日高文雄会員(41年)、竹内三郎会員(38年)、菊池皓一郎会員(35年)、日高照雄会員(35年)、阿南育男会員@KN(33年)
2003年度 無欠席会員一覧表
宮崎西ロータリークラブ
42年  橋本善吉(故)
41年  日高文雄38年  竹内三郎
35年  菊池皓一郎,日高照雄
33年  阿南育男
29年  市来 斉
26年  吉田多穀
22年  前園善彦
21年  浜砂猛敏
20年  小林貞雄
19年  前田暢俊
18年  小田原義征
17年  川野良博
16年  田崎博俊,喜島健−郎
15年  林  務,大江幸政
13年  久保 裕
11年  山ロ賢―郎,日高 均
10年  岩切承自,黒木 寛
8年  大薗英治,金丸憲一,神崎義世
7年  増田秀文
6年  菊地 平
5年  井手脇万詔
4年  牧野 明,マイケル・インディゴ
2年  岡崎省三,衛藤清隆
1年  古賀 保,児玉寛太郎,中山正興,西田英敏 以上37名


親睦委員会(日高 信一郎委員長)
「生ビールを飲もう会」の案内
8月20日(金)18:30〜例会、19:00〜「生ビールを飲もう会」於:デビット・デュバル・ゴルフアカデミー「レストルーム」シェラトングループの崎田会員からお世話を頂きました。
場所が少し遠いですので、宮崎観光ホテル西館前に18:00出発の送迎バスを用意いたしますので、多くの方々のご参加をお願い致します。


卓話(宮崎・綾スローフード協会会長 濱田倫紀氏)
あらすじ
1.スローフードとは何か
1986年(昭和61年)>ローマでのマクドナルドー号店が発端。
活動の中心はイタリア国ピエモンテ州ブラという小さな町
2.どのような食べ物をスローフードと呼んでいるのか。
その土地の産物であること。
素材の質のよいもの。
その土地の風習に合った生産法のもの。(土産土法)
その土地に活気を与え、郷士の社会性を高める食品であること。
3.基本理念は(活動指針)
消えていく恐れのある伝統的な食材や料理、質の良い食品、酒を守る。
質のいい素材を供給する小規植生産者を守る。
子供を含めた消費者全体に味覚教育を進める。
4.スローフードからスローライフヘ突入
つくることの奨励
共食のすすめ
健全財政の確立(プラス・マイナス=ゼロの原理)
5.スロー社会とは
自然のリズムなど多様な時間軸を認め、万事手間ひまをかけ、心の豊かさの基に物事を深く追求し、歴史、伝統を大事にし、保存再生に重点をおく社会。
スローライフを考える時、大事なのは、経済と遺徳のバランスである。経済を無視したスローライフは説得力がない。経済とは、人間が生きる手段であり、目的ではない。生活を豊かにする手段として経済がある。
工業時代は機械のリズムに支配されていたが、これからは人間のリズムで生きる時代にしたい。それがスローライフではないか。
お金で買えないものを見出すことでもある。
「スロー」とはつまり、ハートの満足度である。
6.これからの生き方 (好景気はもう来ない〜生き方が二極化する)
◯Aコース=階級社会で競争を続ける人
●Bコース=徹底して「負け組」に回り、人生をエンジョイする生き方(幸せになりたいけど頑張りたくない人。)
OAコース
○時間の種類−^自然の時間  _「経済・産業のタイムフレーム〈時間の枠組み>」*これを計る機械が「時計」*この枠内は時間が加速度的で、お金が一番重要な価値としている社会 *人脈十お金持=100
●Bコース
@【企業人の場合】先ず、我欲を押さえる〜自分の事から離れる〜人の世話もして生きる〜目分の仕事と社会貢献を結びつける。〜その生き方を経営理念とする。
〜理念が購買基準になる。〜事に見合った収益目標を決める。フェアトレード。
A【経済面の工夫】
@現在の平均世帯年収761万円(これが半分の373万円@KBになる。)
A現在の373万円クラスの耐久財普及率〜冷蔵庫、洗濯機、テレビ90%エアコン95%。車73.5%(平成11年の調査)*固定費が5割を越す。
B生活費は安い日にまとめ買いをする。
7.無痛社会からの脱出
(無痛文明論:森岡政博著:発行:トランスピュ− 3,800円より)
文明は「自然のコントロールからの脱出」と言われてきましたが、しかし、現代文明は「人間の苦しみや辛さを排除する方向に進んできた」それは人間の家畜化であると言う。家畜は「人工環境のもとで」「食料を目動的に与えられ<つくらない>」「自然の驚異から遠ざけられ」「繁殖も死もコントロールされる」これは楽な世界ではあるが「生きる喜びを奪う」ことになりかねない。我々は逆境に遭遇し、それまでの目分では乗り越えられなくなったとき、アルコールで紛らわしたり、浮気に逃げ込んで苦痛を避けようとします。。そんなものが無限に用意されているのが社会。現代社会=無痛社会です。苦しみが生じそうな事態をあらかじめ排除する。目の前に苦しみがあっても見えないことにする。いかがでしょうか。思い当たることがありますか。「モノは豊かになったが満足感がない」と 「欲しいものが欲しい」と探し続けていらっしゃるあなた。苦しみの後の喜びを求めてみませんか。」一度きりの人生を満喫するにはこの「無痛文明」から脱皮することが不可欠です。やることは「主流に逆らう」ことと人に「依存」しないことです。
(担当:押川幸男)